catch-img

エコシステムとは? ビジネスにおけるエコシステムの意味と導入におけるメリットを解説

近年、ビジネスの世界でも、エコシステムの重要性が叫ばれています。

今回のコラムでは、企業と企業のパートナーシップによるエコシステムの実現について。複数のアプリケーションやソフトウェアを連携させる、ITのエコシステムについてご紹介します。そして最後に、エコシステムを活用したDXを推進する手法についてわかり易く解説します。

ぜひ、ご一読ください。

エコシステムとは?その意味を解説

エコシステムという言葉は、本来生態系の関係性を表す言葉です。

自然界では、ひとつの種だけで生きていくことはできません。土壌などに存在する微生物、微生物を食べる虫。そして、虫を捕食する動物という食物連鎖が続きます。動物の排泄物から栄養を吸収して育つ植物のように、さまざまな生き物が相互に共存しながら、一定の関係維持する生態系をエコシステムと言います。

ビジネスにおけるエコシステムとその必要性とは

90年代頃から、ビジネスやIT業界においても、同じ分野の企業の製品同士が連携する。あるいは異業種の企業が、それぞれの技術やノウハウを共有しながら、収益を上げる構造をエコシステムと呼ぶようになりました。背景には、急速な技術革新とグローバル化が挙げられます。

現代のビジネスにおいては、どのような企業であっても、一社だけで競争に勝ち残っていくことが困難です。そこで、企業同士がお互いに協力し、それぞれの業務やサービスを補う必要性が高まっています。

エコシステムを導入するメリットとは

エコシステムを導入し、他社の製品やサービスや技術を活用することで、より効率良く、短期間で新製品やサービスを開発できます。そして、技術革新や消費者の嗜好の多様化により、プロダクトライフサイクルが短くなる中で、ビジネス環境の変化に迅速に対応するためには、社内の資源だけに依存せず、エコシステムを活用することが有効です。最後に、社外から今までにないアイデアや技術などを集めることに成功できれば、時代の先端をゆくビジネスモデルを生み出すきっかけになります。

企業同士のエコシステムの構築のみならず、ITソリューションのエコシステムについても、同様のことがいえます。

一つのITソリューションだけで解決できる課題には限度があります。しかし、複数のソフトウェアやアプリケーションを連携させることで、より効率的に、企業が抱える課題を解決できるでしょう。そして、さまざまなITソリューションの連携を実現することで、より多くのデジタルデータを集めることに成功し、新しいインサイトを見出すことも可能です。

続いて次のセクションでは、エコシステム導入で成功した事例をご紹介します。

エコシステム導入で成功した代表的な事例

パートナー企業との連携を通じて、巨大なエコシステムの構築に成功したApple社

エコシステムで成功している代表的な企業の1つが、米国のApple社です。

iPhoneやiPadといった製品で有名なApple社は、じつは自社で製造を行っていません。部品の製造や組み立て、販売を行う多くのパートナー企業と連携し、巨大なエコシステムを構築することに成功しました。

また、Apple社が提供するアプリや音楽のダウンロードサービスには、さまざまなコンテンツを提供する企業が参加しています。ダウンロードサービスにおいても、巨大なエコシステムの構築に成功し、更なる消費者の囲い込みを行っています。

業界トップ企業との共創を通じて、業界別エコシステムの構築を進めるSAP社

SAPジャパンは、日本国内中堅中小企業におけるデジタル変革(DX)の方針を掲げています。

SAP社が提唱する「インテリジェントエンタープライズ」の実現を支援するため、「導入/販売パートナー企業への支援強化」、「補完するソリューションの拡充」、「イノベーションエコシステムの構築」という3つの戦略を展開しています。

戦略の展開により、イノベーションを連鎖させたエコシステムの構築を通じて、日本型のデジタル変革(DX)に挑んでいます。

エコシステムを導入する際のポイント

本セクションでは、自社にエコシステムを導入する際のポイントをいくつかご紹介します。

自社の立ち位置を明確にする

エコシステムを導入する前の段階にて、自社がどのような立ち位置にいるのか、業界あるいは市場から、明確にする必要があります。

明確にした上で、自社の立ち位置を考慮しつつ、エコシステムの実現(自社が中核となってエコシステムを構築。既存のエコシステムへの参入)が自社にとって適しているのかどうかを検討することが必要です。

自社に適したエコシステムを比較・検討する

自社にとって最適なエコシステムは、何かを明確にし、比較・検討を通じて、自社にとって最も適したエコシステムは何かを具体化することが大切です。

導入後のメリットを確認する

エコシステムの導入後も、自社にとって、どのようなメリットを得られたのか。コストに見合った価値を生み出せているかを定期的に確認することが必要です。

企業間同士または製品・サービス同士の関係性を意識し、長期的な視点を持ち意識することが大切です。

最後に

最後に、エコシステムの導入から実現する方法の一例をご紹介します。

たとえば、SAP社が提供する最新のERPシステムである「SAP S/4HANA」を中核に、ITソリューション同士の連携を通じてエコシステムの実現ができます。

その背景には、変化が激しく、不確実性が高い世の中があり、1.業務システムを刷新 2.経営の高度化を図る 3.迅速な対応を行うことで、安定した企業経営を行うことが必要です。この安定した経営を行うためには、企業の基幹業務を担うシステムを企業の中核に置き、基幹システムを中心としたITのエコシステムの構築を目指すことが有効です。

SAP社では、「SAP S/4HANA」を企業のデジタルコアとして、SAP社が提供するソリューションのみならず、他社のアプリケーションやソリューションとの連携を図れます。SAP製品、non-SAP製品同士のソリューション連携が、複数のアプリケーションを横断して、デジタルデータの連携を実現できます。この実現により、デジタルデータの更なる活用が可能です。

このようなITのエコシステムの構築を通じて、SAP社が提唱する「インテリジェントエンタープライズ」を実現し、不確実性が高い世の中でも企業成長を続けることができるでしょう。ぜひ、企業のデジタル化を進めていきませんか。

次世代経営基盤戦略

SAPシステム導入ソリューションガイド

基幹システムが抱える構造的課題と解決策、NTTデータ グローバルソリューションズが提供するソリューションを紹介しています。
社内での比較検討を行う際に活用いただける内容となっています。

メルマガ登録

人気記事ランキング

タグ一覧

NTTデータグローバルソリューションズ
ページトップへ戻る